『大人の未来学校』とは…
【人の話に耳を傾け、未来へのヒントを探す】
30歳代~50歳代の皆様を対象とした「講座」です。
「未来につなぐ記録・記憶」
~映像をとおして地域文化を知ろう~
【日時】令和8年2月14日(土曜日)13時30分~15時00分
【会場】北四番丁ステーションビル 8階 研修室
【講師】NPO法人20世紀アーカイブ仙台 理事長
坂本 英紀 氏
今回の大人の未来学校は、「未来につなぐ記録・記憶」と題し、NPO法人20世紀アーカイブ仙台 理事長 坂本 英紀 氏を講師に迎え、貴重な記録映像を見せていただきました。
当日は、講師が参加者に、どのようなことに興味があるかを一人一人から聴き取り、紹介
する資料を選び、参加者の希望する内容が反映される講座となりました。
画面に映し出される映像内容は、昔のごくごく普通の家族や地域の様子を記録した内容
です。画像がセピア色であり、それだけに味わいのあるものでした。
昭和30年代の普通の生活の中でも、洗濯(もちろん手洗い)や井戸での水くみ、小さい弟の面倒を見る幼い少女など、家族の中での役割があり、助け合っての生活のようすが見受けられます。
続いて、その当時の地域の様子が流れます。地域で、子供たちの遊びを通したつながりや、地域がその子供たちを見守り育てていくなどの地域相互扶助があり、今の時代より不便ではありましたが、それはそれで豊かな生活であったのではなかったでしょうかという講師の問いかけに、参加者は大いにうなづけるものがあった様子でした。
次に、当時のデパートから見た、まだまだ高層建築物が少ない仙台市街や、当時の仙台駅、デパートの屋上遊園地など、今では見ることのできない映像が続きました。
また、二十人町や、屋根のなかった一番町商店街での七夕祭りの様子が流れ、当時は七夕飾りが各商店街で行われていたことや、現在は和紙で作られる七夕飾りが当時はセルロイドが主流であったことなどが解説され、七夕飾りは昔から和紙で作られていたと思っていた参加者からは意外の感が発せられました。
続いて、地域で開催された運動会の様子。老若男女、普段着で参加する地域の人々など、様々な世代が一堂に揃っての地域での一大イベントであった様子が映し出され、当時の地域での人々の関わり方について、現在との違いなどの解説がありました。
市電や当時のパレードの様子などの記録映像。昔の仙台の様子。参加者は、貴重な映像記録に魅入られていた様子でした。
最後に、参加者に再度希望を取り、日露戦争当時の軍都仙台の様子を写した貴重な映像が紹介され、貴重な昔の記録の締めくくりとなりました。
講座の締めくくりとして、高齢者は、自分が知っている事を聞かれると嬉しい気持ちがあること、自分の過去を語ることで、心を落ち着かせ、過去を思い出すだけではなく、一緒に語ることで認知症の予防にもつながる、20世紀アーカイブ仙台が推進する「回想法」についての説明がありました。
参加者からは、当時の貴重な映像を見ることができただけではなく、昔の地域や人々のつながりからくる生活の豊かさや、その大事さを理解することができたという感想がよせられました。
